香典とは
香典とは現金を不祝儀用の水引を結んだ袋に包んだものをさします。
古くはお通夜や葬儀・告別式に参列する人は故人様に対してお線香や香木、抹香などをお供えしていましたが、現代ではこれが現金に置き換わっています。
相互扶助の意味合いもあります
死は突然の出来事で、ご遺族様にとっては葬儀は突然の出費です。香典はその出費に対して、金銭面で助け合うという相互扶助の精神があるといえます。
新札は使わない
新札は死を予想して準備していたようで不適切とされています。どうしても新札しか用意できない場合は新札に折り目をつけて入れると良いです。
また、過度に古すぎるお札を入れるのもNGですので、やはり新札に折り目をつけるのが無難かもしれません。
また、過度に古すぎるお札を入れるのもNGですので、やはり新札に折り目をつけるのが無難かもしれません。
中袋にお札を入れる
お札は表(肖像画がある方)を中袋の下(名前・住所を記載した方)に向けるように入れます。
二枚以上のお札を入れる時は、お金の向きを揃えて入れるようにしましょう。
二枚以上のお札を入れる時は、お金の向きを揃えて入れるようにしましょう。
中袋を外包みで包む
中袋にお金を入れたら、外包みで包みます。外包みを開き、外包みの中央に中袋の表側が下になるように置きます。
外包みの左、右、下、上の順で包みます。水引きの中に入れれば完成です。
外包みの左、右、下、上の順で包みます。水引きの中に入れれば完成です。
ここで重要なことは上側を下側に被せるところです。結婚式など慶事では幸せを受け止められるように下側を上側に被せますが、弔事では逆で不幸が過ぎ去ってくれるようにという意味が込められています。
香典「不祝儀」の渡し方
香典(不祝儀)はスーツのポケットやカバン、裸で持参するのではなく、「地味な袱紗(ふくさ)」に包んで持参します(袱紗をお持ちでない場合は、今後も使用すると思いますし、それほど高価なものではありませんので、購入しても良いと思います)。
受付で、「このたびはご愁傷さまでございます」などとお悔やみの言葉をかけ、袱紗から香典(不祝儀)を取り出し、表向きの名前を受付の方に向けて渡し、会葬者名簿に記帳します。
また通夜の場合、受付が設けられていない場合がありますので、その場合は祭壇に供えます。
受付で、「このたびはご愁傷さまでございます」などとお悔やみの言葉をかけ、袱紗から香典(不祝儀)を取り出し、表向きの名前を受付の方に向けて渡し、会葬者名簿に記帳します。
また通夜の場合、受付が設けられていない場合がありますので、その場合は祭壇に供えます。